きみとめぐるひととせ, とうらぶ

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「三日月さん!」

 本体を抜きかねない緊張感をたたえた男士たちは、喜色に満ちた声と共に駆けてきた主の声にあっけにとられた。
 政府から貰い受け、自身の本丸の刀剣となった ...

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「しょうぶ、湯?」
「はい、あの勝ち負けの勝負でなくて、その、あやめとかお花の咲く……」
「ああ、菖蒲か。細長い草で紫の花が咲く」
 
 隣に腰掛ける五虎退は、得たりとば ...

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 朝餉の前のひととき。歌仙を相手に手合せで汗を流した帰りのこと。廊下の角を曲がりこちらに気付いた彼女はパッとその目を輝かせ、飼い主に走り寄る犬のごとくパタパ ...