4 はじまりの日/ひとつだけ嘘をついた

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tokai 49/50

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該当本丸内ノ刀剣男士反応 0

デリートヲ開始シマス

 

 

 

◇  ◇  ◇    ◇  ◇  ◇

 

主。俺はあの日、ひとつだけ嘘をついた。

人の子が神へと己が名を差し出す意味。

おっと、神隠しについては本当だぞ?

真名なんてなくたって、俺はいつでもきみを隠すことが出来た。出来たんだ。

でも、きみはそれを望まなかった。

ああそうだな。違うな。隠されるのを厭ったんじゃない。

俺がそんなことをするのを、きみは善しとしなかったんだ。

そも、名とは(しゅ)だ。生まれ落ちた人の子を最初に縛る、その魂をその字と響とで縛り上げる呪。それを差し出すということは、縁を結ぶということだ。

審神者と乞い顕された刀剣男士。

主とそれに付き従うもの。

あの時空の、閉ざされた小さな箱庭の中にしか成り得なかったきみとの繋がりは、あの日確かに魂そのものと結びついた。

きみが命の巡りへと還っても、どれほど遠い先までも俺はその糸を手繰ることができる。

だから、きみ。

この次は、俺へとおちてきてくれないか?

その時には、あの日遮った言葉の先を聞いて欲しい。

「昨日もここでそうしていたな。木蓮が好きか?」

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