『ひとつだけ嘘をついた』byあきおはなさま

昨年、あきおはなさんに『ひとつだけ嘘をついた』の一場面を漫画にして頂いたのですが、ホント嬉しくて!
たまにフォルダーを見返してはニヤニヤしてたんですけどね。
Twitterのみに掲載してる作品って、時間が経ってしまうと遡りきれなくなってしまうし、それもあってなるべくスマホにすかさず保存するようにしてるんですが、もっとたくさんの方にも見て頂けたらなぁって思いまして。

ネタバレを含むし、自分自身のイメージがあるから想像のままがいいという方もいるかもしれないので、閲覧は自己責任でお願いします。
私はとても好きだし、嬉しかったので、今回サイトに掲載させて頂くことにしました。
 
許可をくださったはなちゃん、改めて素敵に描いてくれてありがとう!!

あきおはなさんの元ツイート

ひとつだけ嘘をついた』 おわりの日 より抜粋

「刀を」

恭しく差し出した両の手に、『鶴丸国永』を受け取りそのまま正座をする。
捧げ持ちながら、もう一度その姿を焼き付けるように、私の正面に立つ彼を見上げる。
金色の目は、ひたとこちらに向けられていた。
お互いに口を開かない。もう何も言えなかった。言わなくて、いいような気がした。
口の中が乾く。軽く唇を舐めてから、私は目を閉じて祝詞を奏上し始めた。
空気が、震える気がした。それと一緒に心が震える。

意識を集中する。
大切な大切なこの人を、確かにかの場所に送り届けることができるように。

あと少しで奏上が終わるというその時、ふと額に熱を感じた。額に、口づけられていた。目を開けた私の前には、初めて会ったあの時と同じ、子どものような笑みがあった。


 

 

 

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