しゃっくり

しゃっくりは案外疲れるんだと思い知った昼休み。
朝から止まらないそれに「まだ止まんねぇのか」と顔を顰めるや突然私を抱き上げて屋上の手摺を軽やかに飛び越えた。「止まったろ?」
地面に下ろしてくれながら得意気な顔だ。
「心臓まで止まりかけましたよ」
「ほら、戻るぞ」
今度は手を繋いで戻ろう。

緋欠片