【読了】キス&ネバークライ1~11(完結) 小川 彌生

昨夜、Yahoo!ブックスで無料で3巻まで読んで、そのまま残りの巻を大人買いしちゃいましたw
くっ!今年は節約志向でいこうと思ったのに!
でもまあ、鶴丸と降谷さんと書籍関連には今年も貢いでしまうに違いないので、渋々働こうと思いマス。

さて。
キス&ネバークライ。

1月10日まではYahoo!で3巻まで無料で読めるので、合うかどうか読んでみるのがいいかも。

基本、アイスダンスをメインテーマにしたラブコメ?です。

アメリカに住んでいた女の子・黒城みちるは、両親がアイスダンスをやっていたんですね。
パパは小さい頃に死んでしまってるんですが、今はママは再婚していてスケートの指導をしています。
みちるもフィギュアスケートをやっていて、ハーフの男の子・礼音(れおん)くんはお友達のひとり。

ある時、みちるは親の都合で日本へと帰国することになってしまうんですが、帰国したくないと家を飛び出した彼女は一時期行方不明になってしまいます。
どうやら何かの事件に巻き込まれてしまったようで、保護はされたものの、『無事』とは言えない心に深い傷を負っていました。その傷を抱えたまま、日本へと帰国していきます。

やがて礼音は大きくなって、ダンサーになってるんですよ。
そしてふたりは日本で再会する。

てっきり礼音がみちるのアイスダンスのパートナーになっていろいろ乗り越えていく話なのかと思いきや、話はそんなにすんなりといかないんですね。

かつて行方不明になった夜、みちるに何があったのか。
序盤である程度見当は付くんですが、まあ中盤まではその夜何があったのかがちょっとずつ明かされていく感じです。
礼音を「希望」だと表するみちるは、かつての出来事のせいで、好きだから付き合う、っていう当たり前のことが出来ないわけです。

礼音以外に、みちるのパートナー、コーチ、スポーツカウンセラーとその恋人など登場人物がキャラが立っているっていうのかな。魅力的です。
特にスポーツカウンセラーとしてさりげなくみちるに寄り添う彼は、恋人が男性恐怖症で、彼女の為に女装をしているんですよ。この彼が、人として魅力的だなぁって。
11巻ではこの彼もかつて女装に関して傷つくような出来事があったと明かされたりするんですが、なんというか作品を通して傷ひとつなく生きている人なんていないよね、と押しつけがましくない言葉で語られる感じもとても好きです。

アイスダンスといえば『白のファルーカ』が不朽の名作だと思うのですが、これも引き込まれて一気読みしました♪

新年の書き初めならぬ、愉しい読み初めとなりました♡


キス&ネバークライ(1)

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