小説同人誌の作り方3 表紙をどうするか~表紙を誰かにお願いするなら印刷所は早く決めよう~

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小説本の何が悩ましいって、表紙ですよ表紙。
これが絵描きさんならご自身で絵を描くの一択で、そこから構図どうしようとかデザインどうしようって話しになると思うんですが、字しか書けない私みたいな字書きはまずは自分で作るか誰かにお願いするかってとこからの悩みになります。

小説同人誌の表紙をどうしよう?

どうしようもこうしようも、まずは二択。

・自分で作る

・誰かにお願いする

どちらかです。

デザインってほどでもなく、ちょっと変わった紙を使ってタイトル文字だけバシっと載せるってのもアリです。

一色刷りにするのか、多色刷りにするのか、それともフルカラー印刷か。
そのくらいは、まず頭の中で決めちゃいましょう。
 

表紙を自分で作るなら

自分で作るとしたら、webとは違って印刷なのでそれを念頭に置いて、印刷所のマニュアルをよくよく読んで表紙も作成しなくてはいけません。
webなら綺麗に表示されるけれど、プリントしたら粗い画像ってよくあるじゃないですか?
デジカメやスマホでいうところの画素数ってやつですよね。
それに加えて、画面上で見た時と印刷した時とでは色にギャップがあったりするので、そこも意識しなくてはいけないところ。
とにかくその印刷所のマニュアルに沿って、あとは印刷に耐えうる、なおかつ、同人誌として売っても大丈夫な権利フリーなどの画像素材をお借りしてくる(その画像を配布しているところの利用規約熟読必須です)などで作るようになりますね。

 
 

表紙を誰かにお願いするなら

 
絵を描くにしろ、デザインをするにしろ、作業にはそれなりに時間も労力もかかります。
なので、タダでやってもらおうって考えはまず捨てときましょう。
これはもうなにも表紙に限らず、SNSのアイコンなんかもそうですよね。
絵描きさんが「落書きでーす」なんてすごい素敵な絵をさらっと上げるから、絵ってもしかしてささっと描けちゃうの???なんてうっかり勘違いしそうになりますが、んなわけない。
ましてや印刷するレベルの原稿を作るだなんて、すごく大変な労力です。
 
仲良しだったり双方合意で、本当にもう相手の多大な好意のもとお礼なしが成立する時もあって、それはもう本人同士が合意の上なんだからまわりがとやかく言うことでは全然ないですが。
お願いして作って貰う時は、基本有料だと思っておくくらいで調度いいと思います。

という前提の元。

・同人誌の表紙のデザインを知らない人にお願いする。
・SNSの相互さんなど、比較的仲のいい相手にお願いする。

この二択だと思います。
SNSなどで一方的に繋がっている相手は、知らない人にお願いする、になりますね。
 

同人誌の表紙を知らない人にお願いする時

まず、オープンに「表紙作りま~す」って受けてくださっている方を探してみる。
例えば。 
私は以前から素敵な表紙を作られる方だなって思ってる方がいて、きっと有名だと思うんですが、やまなしさんという方。
やまなしさんのTwitter ・ やまなしさんのpixiv)。
この方はBOOTHで表紙用素材の販売もしてくださっているので、表紙を自作するぜ!って方はチェックしてみるといいかもです。

(追記:やまなしさんに表紙をお願いする場合について、ご本人様がTwitterでざっくりまとめてくださっていたのでリンクします→こちら
 
それから【ココナラ】で同人誌の表紙作成をしてくださる方を探してみる。
サークルのロゴデザインをして欲しい!なんて時にも、そういうロゴ作成を専門で受注している方もいるのでいいかも。
試しにココナラで同人誌と検索してみてください。
表紙、ロゴ作り、お品書き作り、校正、原稿チェック…etc
比較的お手頃価格でいろんなことを引き受けてくれる方々がわらわら表示されます。
余談ですが、最近ココナラのメルマガで『【第三者を呪う行為】が禁止になりました』とお知らせがきてフきましたw
ココナラは結構いろんなことを受注している人がいて、眺めているだけで面白いですw

ココナラなどオープンに受けている方にお願いする利点は、コミュ障だろうが知識はなかろうが、とにかく明朗会計、ルールもはっきりしている!
人として最低限の礼儀は必要だけれど、お礼ってどのくらいすれば……どのくらい前までに依頼すればいいんだろ……みたいなことが最初から書いてあるので、それさえきちんと読めばOKです。

ココナラ以外にもSKIMA
という同じようなサイトがありまして。
同人誌系統のイラストをお願いするなら、こちらの方がイラストに特化してる印象はあります。
いずれにしろ、皆さんサンプルを掲載してるので、そこから選びつつ、なおかつ二次創作であるなら版権モノも描きますって方の中から好みの方を決めて、見積もりをお願いしてみるといいと思います。
納期までの期間もその方によってまちまちなので、早めに問い合わせておくといいでしょう。

他にも……
 
ねこの手Desingnさま (Twitter

One Designさま
 
Blankieさま(Twitter

Chrono Design.さま

などなど、探すと有料でやってくださるところがあれこれ見つかります。
探し方がわからない~って方は上記に上げたTwitterのフォローなどから辿っても、あれこれ見つかると思いますよ😊
こういうところで頼むと相場は1万2000円前後くらいみたいですね。
 
 

次に、コミュ障にはエベレストよりも高いケース。
 
SNSで片恋の方にお願いしてみる。
 
これは基本的にまず無理ってケースがほとんどだと思うのですが、なかにはスケジュールと金額次第でお話くらいは聞きましょうって方もいる場合があります。
どうしてもこの方に!っていう意中の相手がいて、その方がそういうのは全部断ってますって明言してたり注意書きにそういう記載がないのなら、心を込めて丁寧な文章で、まずはそういうお願いをすることが可能かを問い合わせてみるというのはありかもしれません。
一般的に商業でお願いする絵は一作あたり数万円~なんて話しも聞きます。
プロじゃないから。趣味の同人誌だから。
なんてスタンスでなく、そういう金額を提示される可能性もあるってのを念頭においた上で。
なお、当たり前のことではありますが、断られてもそれはそれでその返事をくださった事への感謝はお伝えするべきですよね。

と、ここまで書きましたが、私はSNSで片恋の相手にお願いしたことはありません💦
ただ絵描きさんから、SNSで相互でない方からそういうお願いをされることがある、という話しは何度か聞いたことあります。
割とタダとか、びっくりするくらい安い金額でお願いされることがあるとも聞くので、ちらっと書いてみました。
 
 

同人誌の表紙を知り合いにお願いする時

 
これもまあ、基本はまずは相手に確認ですよね。
断られることも十分にありうる前提で、このくらいの時期までに同人誌の表紙絵を、または表紙のデザインをお願いしたいんだけどどうでしょうかとお伺いをたててみる。
もしくは、スケジュールは最大限合わせるので、表紙をお願いできないでしょうかと頼んでみる。
 
親しいと逆に訊きにくかったり言いにくかったりするけれど、お礼もどのくらいなら引き受けて貰えるのか、または自分がこのくらいまでなら出せるんだけど、などと提示してみる。

ご本人様自身が原稿を抱えていたり、既に他の方の表紙を引き受けていたり、いろいろとスケジュールの都合がつかない場合もあるだろうから、そこはまあしょうがないってことで。
 
とにもかくにも、創るってのはとても労力がいることで、それをお願いする以上は仲良しでもきちんとした気遣いや謙虚さは忘れちゃいけないなって思います。

表紙絵だけでいいのか。
タイトルやサークル名などの文字入れも含めてお願いしたいのか。
ここも最初の依頼段階ではっきりさせておく必要があります。

運良く引き受けて貰えたなら、そこからはもうその絵描きさんがやりやすい方法で作業を進めて頂くようになるわけですが、こんな構図にして欲しいっていうのはどうにか伝えた方がいい場合が多いみたい。
字書きとしては、文章を読んで貰って、この作品のイメージで♡なんて丸投げもしてみたい気はしますが。
そこからはもう、絵描きさんとよく話し合って決めていくことです。
ある程度描いちゃってからやっぱりこうして!なんて言いだしたら絵描きさんには超迷惑でしょうし、かといって延々と細々指定を繰り返して何度も何度も描き直して貰うってのも相手の労力を考えたらモノには限度ってやつです。
そのため、最初にある程度イメージを伝え、ラフを描いてもらって雰囲気は決めてしまった方がいいです。
 
そして、これが大切!
〆切だけは決めておいたほうがいい。
特定のイベント合わせなら否応なく〆切がある上で依頼すると思うんですが、記念に創りたいとか、web再録したいとかだと〆切があってないような場合もあると思うんですよ。
その時でも、絵描きさんのスケジュールをよくよく確認した上で、期限は設けた方がいいです。
で、自分自身がそれを守る。……守れるスケジュールを組みましょうw
これをしておくことで、なんだがグダグダになっちゃった💦 予定が延びのびでもういつになるんだかわからん💦なんてことが発生するのを防げます。
〆切を決めておく。これ、大事。

じゃあ、〆切ってどうやって決めるのか。
これは印刷所のHPに、いついつのイベント合わせの本は、いついつまでの入稿が早期割引適用になりますよ、いついつまでが〆切ですよっていうのが書かれているので、それを参考にするといいと思います。

金沢印刷の〆切一覧だとこんな感じになってるみたいですね。

 

同人誌の表紙にお礼の相場はあるのか

表紙絵を描いて貰ったり、ゲスト原稿をかいていただいた場合、まず出来上がった本を1冊お贈りする。これは基本。お仕事的に依頼した場合は最初に相手に確認しておくといいと思いますが、知り合いにお願いした時には必ず献本します。

それに加えてのお礼。
ひたすら感謝を示して本だけ送る。
お友達ならランチやらお茶やらをご馳走する。
イベント後のアフターでご馳走する。
ギフト券やお菓子を完成本と一緒に送る。
いろんな場合があると思うんですが、個人的にいいなって思ったのは、Amazonのほしいものリストなどを掲示してもらって、そこから自分の予算にあったものを送るってのも送る方は悩まなくていいし、受け取る側は確実に欲しい物が貰えるしいいなって思いました。

金額的には、相場はあってないようなものだと思うんですよ。
相手が十万円だと言ったら、もうその方にお願いするならそれが価格で、比べるものじゃない。自分が出せるか出せないかって話しだと思います。
だから、外部から高いの安いの言うのは筋違い。

先日、あの方に表紙をお願いするのにこれしかお礼しないなんて!と言っている方を見かけましたが、それもお門違いというもの。本人同士がそれで納得しているなら、それでいいんです。
極端な話し、Aさんにかくなら無償だけど、Bさんには10万円ってこともありうる。
相場がないってのはそういうもんです。

ということで。
仲が良くてもなかなか聞きにくい言いにくいことですが、最初にちゃんと話し合っておきましょう。

とにもかくにも、無償にしろ有償にしろ、相手が使ってくれる時間や労力を考えて、最大限感謝をあらわしてくださいませ。

お願いしたからには、本は出す、最悪どうしてもどうしても本が出せなくなっちゃうような事態に陥っちゃっても、お願いした相手が表紙を作ってくださったなら、お礼はきちんとすべきです。

もちろん、自分の本文原稿が上がったのに約束の表紙が一向にあがってこない、なんてことも起こりうること。そうならないように、途中経過を報告して貰ったりして、相手に丸投げにならないようにしておくことも大切です。

同人誌の原稿作成ルールは印刷所によって違う

同じA5サイズの同人誌を作るにしても、印刷所によってデータの作成ソフトの設定はこうしてください、ひな形はこうしてくださいと違っています。
小説本文データならばそうそう大きな違いはないんですが、これが表紙のカラーデータだとサイズや基本設定から結構違うことが多いです。
その為、絵描きさんの作業が円滑に行えるように、絵描きさんが表紙絵を引き受けてくれるとなった時には同時に印刷所はここでやるよってことを伝えられるとベストです。
そうでないと、せっかく絵描きさんが表紙絵を途中まで作成していてくれたのに、この印刷所だとここまで描いてきたソフトの設定じゃ駄目だった!なんてことが起こりかねません。
そんな悲劇を防ぐべく、表紙を他の方にお願いする場合は早い段階で印刷所を決定しておきましょう。
 
 
以上、小説同人誌の表紙についてざっくりとまとめてみました。
表紙の紙で特殊紙ってなに?とかそんなこともそのうち同人誌の装丁関連でまとめてみたいなぁ。