以前は猫も
両方居た我が家ですが、お見送りしてはや5年。
ご縁があったらまた飼おうかな、とは思っていたのですが、雨に濡れたひとりぽっちの子猫に出会うことも、段ボールの中でみゃあみゃあ鳴いてる捨て猫もいないw
いや、いいことなんだけどね。
そんななか、職場の人から「友達が3姉妹の子猫を保護したんですけど飼いませんか?」とお声がかかりました。
ご縁キタ―――(゚∀゚)―――― !!
一応ムスメと家族会議して、ざっと10年、20年後の生活と経済状況を加味して検討会を開き、そのうえで「飼います」とお返事したわけですよ。
ところが。
「すみません、あの子猫たち、最初に見に来た人が全部まとめて引き取っていったそうで」
……。
……。
いや、よかったよね。姉妹まとめて引き取られた方が安心だろうし。
うん、よかった。
よかったんだけど。
子猫を飼う!!!と決心したこの行き場のない気持ちはどうしよう!?
そこで、ご縁を待つことをやめて、ご縁をつなぐべく動き出しました。
まず買うか貰うか。
買うとしたらコーギーも柴犬も、アメショも可愛い。
けど、純血種にこだわりがあるわけでもない。
以前居たブリーダーさん出身のコーギーは遺伝病を発症したし、元野良だったにゃんこは腎臓が弱って、どちらも14歳でさよならしました。
なるべくならさよならまでが遠い子=今のところは元気な子犬か子猫がいい。
そこだけクリアできれば、雑種でも純血種でもヨシ。
最近テレビなんかでも「可哀想な保護犬、保護猫を飼いましょう」みたいな風潮ありません?
ペットショップで買うよりも、そういう子たちを引き取るほうが崇高というか善意にあふれてる的な?
でもペットショップで買う=悪、ではけしてないと思う。
だって既に店頭に並んじゃってるわけだし、それを買わなければその子の末路は?
とまあどっちてもよかったんだけど、その購入資金は未来の医療費にストックする意味で、まずは里親を必要としている子たちから探してみようかな、ということで貰う方向で検討してみることにしました。
で。
「犬猫飼いたい! まずは里親を必要としている子たちから探してみようかな」って人は多いと思うんですよ。
検索すれば保護犬、保護猫の里親を募集しているサイトや人たちって何百何千件と表示されます。
でもでも。
その先がなにげにハードルが高い。
里親を待っている子の写真や状況と共に、下記のような応募条件が記されていることが多いです。
・終生飼育 ←わかる
・家族全員の同意 ←わかる
・ワクチン接種毎年必須 ←わかる
・医療が必要な時にちゃんと病院に連れて行く ←わかる
・避妊、去勢手術を必ずする ←わかる
・他人への譲渡や転売不可 ←わかる
・完全室内飼い、脱走防止策徹底 ←わかる
・譲渡契約、同意書を交わす ←わかる
・高齢者不可 ←わかる
・室内環境を譲渡側がチェック ←まあわかる
・身分証のコピー渡す ←まあわかる
・これまでにかかった費用負担 ←まあわかる
・ペット可でも賃貸は不可。持ち家の戸建てのみ。
・ひとり暮らし不可。
・同棲不可。
・室内喫煙不可。
・ケージには絶対に入れない。
・留守番は5時間以内。
・小学生以下の子供がいる家は不可。
他にもネットで調べてみると、履歴書の提出や在職チェック、源泉徴収提出なんてケースもあるようで。
何を心配しての要件か、わからなくもないんです。
実際動物をちゃんと飼うってお金かかるし、飼えなくなるような変化って絶対に起こらないとはいえないし。
条件が厳しい譲り手や団体さんだと、独身の人はまずムリです。里親候補にすらなれない。
思い描かれているであろう飼い主さんの姿は持ち家の夫婦で、奥さんは専業主婦かちょっとパートに出るくらい。
子供はいないか、もう中学高校以上くらい。
経済的余裕もあり、かといって転勤もなさそう。
たぶんこんな感じ。
まあ本来はそのくらい余裕がある人たちが動物を飼うべきなんですよ、ってのもわかるんですけどね。
このご時世、嘘ついて譲渡してもらって虐待する人もいるから、託す側が警戒する気持ちもわかる。
ただ、最初のハードルでふるい落とされている人たちの中にも、ちゃんと責任を持って終生家族の一員として大事にしてくれる人もいるはずで、もしも保護団体さんがキャパの問題で救いきれずにいる子たちがいるのだとすれば、もうちょっと要件を緩めてもいいのでは?とご縁を探しているときに思いました。
子犬では、設けられている条件をクリアするのはムリそうで、子猫にしぼって探すことにしました。
私が応募したのは
都内在住らしい生後3ヶ月、6兄妹の黒猫兄弟。
真っ白猫か真っ黒猫いいかも、とちょっと思っていたので、情報を読み進めます。
・野良の子ですが、人が授乳して育てました
・ノミ駆除、虫下し2回ずつ済み
・3種混合ワクチン済
・AIDS白血病血液検査:陰性
そして、提示されていた応募条件。
・生後半年までに避妊手術してすること(手術後連絡必須)
・年に1度のワクチン、病気や怪我の際は医療の受診
・いかなる理由においても飼育放棄、遺棄、虐待、転売はしない
・ペット可物件で飼育環境が清潔であること
・家族全員がこの子を迎えることを賛成していること
・今回譲渡の子を含めてペットが4頭までであること
・一生の家族として迎えてくれること
無事クリアできる(*'∀'人)✨✨✨
それに加えて、最初の問い合わせで下記を知らせること。
・現在飼っているペットの種類と頭数(いない場合は飼育経験)
・希望の頭数
申し込んだ人の中で、一番いいと思える人を選びます、まずはお電話で直接お話します、とのことで、すぐにお電話でお話することとなりました。
この時わかったのですが、この子らは沖縄にいて、飛行機で送られてくるので羽田空港にお迎え必須とのことでした。
そのため、トライアル飼育(本当に飼育するのに問題がないか、1~2週間お試し飼育すること)やお見合い(実物と触れあってこの子で大丈夫か決めること)ができないとのことでしたが、そこは特段問題には感じなかったものの、子猫が飛行機に乗せられて移動ってすごい負担なのでは?と不安が大きかったんですが、後からネットで見てみたらブリーダーさん生まれの子でもそういう受け渡しはよくあるらしい。
問い合わせ文章+電話でお話(面談?)。
それに加えて、住居の外観と室内すべての動画か画像の提出。
里親に決まった場合の免許コピー提出。
譲渡契約、同意書提出。
常ならば住居は東京近郊に住んでいる関係者の方が実際に訪問してチェックしてるそうなんですが、コロナの影響で写真のみとなりました。
無事に選ばれました(*´∀`*)
応募が多かったようだし、けして好条件というわけでもなかったとは思うんですが、無事選んで頂けて、9/12に羽田空港までお迎えに行ってきました。
長旅お疲れさまぁぁぁ!
゜・:*:・。,★゜・:*:・ヽ(*゜▽゜*)ノ。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆
ひと昔前よりも航空での動物運搬も環境がよくなったというのはネットで事前に知っていたものの、それでも事故は起きているので貨物窓口で二匹の無事を確認した時には本当にホッとしました。
ここから更に自宅まで公共交通機関を乗り継いでの移動で、二匹にはまさに激動の一日となったと思います。
ピンクが響。緑が椿。
うちにきて一週間。
一度おなかを壊して以前の犬猫のかかりつけ医だった先生のところで診て貰ったり、ワクチンの追加接種をしたりであっという間に過ぎてしまいました。
手が空く時間があればひたすら猫を構っていたし、仕事に行くのも嫌だったんですがw
ようやくこうしてブログを書いたり、ポメラを開く余裕もでてきました。
ずっと元気で長生きしてほしいものです☺️