久し振りのブログ更新。
結論から言うと、深刻なことはなかったのでちょっと書いておこうかなってことで今後同じ検査をする人がドキドキしながら情報収集する時の例のひとつにでもなれば。
それから、なんとなく検診はしてないんだよねぇって方に、いや検診しとこうぜ!ってことでちょっくら書いておきます。
素人が、自分はこうでしたよってだけの情報なのでお医者さんできちんと指示を仰ぐのは当然で、あくまでもこの人はそうだったんだねってくらいに留めて頂ければと思います。
胸にしこりが見つかりました
基本的に会社で年に1回、健康診断は受けていて、乳についてはエコー(超音波検査)&触診だけしてたんですよ。
で、乳腺症のケはあるかもねってのは言われてました。
ただ、なんというか自分では触ろうとこねくりまわそうと、しこりと乳腺の区別が全然つかない(๑°⌓°๑)
元々、妊娠した時に子宮筋腫が見つかっていて、でも切らなくても出産には支障ないんじゃないかなってことで経過観察になって、以来ずっとそのまま子宮筋腫を飼ってます。
そんな状況で、お腹の痛みがちょっと変だぞ? てことで婦人科に受診したんですよ。
それが三ヶ月前のこと。
筋腫もあるならじゃあ子宮頸がんの検査もしよう、マンモグラフィー受けてないの? じゃあそれもやっておこうね、となりました。
マンモグラフィー受けたことありますか?
痛い、痛いと聞いていたからかなり身構えてたんですけどね。
なんというか。
乳をポテっと台の上に載せまして、それを平らなプラ板で潰すように押さえつけていくんですよ。
あ、私、胸じゃなくて腹肉なんで! とか、あ、私は胸じゃなくて脇肉なんで! なんていう逃亡は許されません。
技師さんが、はい、あなたこっち。はい、あなたも集合。とすべての胸肉(?)が台の上に追いやられます。
潰される時よりもね、このひっぱられるのがちょっと痛かったかなw
あとは容赦なく集合された胸を餅のように平たく潰してレントゲンを撮ります。
この時に、右胸にしこりが見つかったんですよ。
ただ、その時のお医者さんの見立てでは経過観察でOKとなりました。
但し、3ヶ月後にまたちゃんと来てねと言われておりました。
んで、先月。
検診に行ったら、しこりが大きくなっているのでもっと大きな病院に行ってください、と言われてしまいました。
うっそぉん……乳がんだったらどうしよう……💦
紹介状──今日び紹介状もCD-ROMなんですよ。ちょっとびっくり──を携えて、大きい病院へとかかりました。
マンモグラフィーもう一回撮ろうかと言われました
マンモグラフィーを撮ってCD-ROM持参で受診したというのに、またまたマンモグラフィーですよ、奥さん。
え? そんな短いスパンで撮っていいの?
レントゲンて一応被曝なんじゃね?
はっきり言って心配です。
でもですよ、これでマンモを撮らなくて見逃したばっかりに惜しい人を亡くしました……😭 まで妄想しましたね!ええ!
わかりました、と渋々また乳の台載せ作業を致しました。
結果。
左胸にもしこりが見つかりました。
なんだよぉぉぉ💦
撮ってよかった。
初診だったこともあり、たったこれだけで4時間がかり。(9割待ち時間)
多人数を診る先生も大変でしょうが、患者のほうもグッタリです。
そんなグッタリ感全開の状況で、先生は言いました。
「んー……MRIも撮ってみようか」
MRIってよくTVで見るアレだよね
MRIって即日はい撮りましょう、とはいかないんですね。
もちろん状況次第なんでしょうが、それ専用の予約をしなくちゃいけない。
面倒だなぁ……また会社を堂々と休めちゃうけど……。
でもね、ちょっと楽しみでしたw
MRIってやったことなかったので。
初めてのことってついついワクワクしちゃいますw
よくTVとかで見る、寝そべった状態でトンネルみたいな筒につっこまれて撮影しまくるやつだよね! なんか音がすごいって聞いたことあるよ、TVで!(*'∀'人)
そんなことを思いながら当日をむかえました。
技師さん? 看護師さん? 格好いい男の人で無駄にテンション上がりました✨
TVだと仰向けに寝そべって、その寝台が徐々にトンネルの中に移動して……じゃないですか。
うつ伏せでした。しかもその寝台の胸元のあたりが穴が開いていて、そこに乳を下に垂らした状態にしますw
まあね、撮影するべきは乳ですからね!
仰向けに寝そべってでろーんと流れてしまえば位置もわかりにくくなるでしょうし、うつ伏せで潰してしまえばそれはそれでいろいろ台無しですからね。
でもこう、マヌケな姿勢だなって思いましたw
いざMRIが始まると、確かに大きめの電子音がするんですよ。
しかも高低いろんな音があるの。
技師さんに後から聞いてみたら、撮影のタイプとかによって音が違うようで、いろんな向きや角度で撮るので音の違いがあるそうです。
……これって患者さんには聞こえなくても同じでもどうでもよくね?
なんて思ったけれど、まあきっと何かしら必要があるんでしょうね。
30分くらいかけて撮るんですが、うつ伏せて電子音を聞いてるのはとにかくもう眠くて眠くて。
一切動いちゃいけないのに、寝ちゃってビクってなったらどうしよう、って気が気じゃなかったです。
良性か悪性か見極める為のマンモトーム生検
MRIでしこりの位置、形、大きさもはっきり判明。
お医者さんに手を添えて貰って「ほら、ここ。これ」ってやって貰ったんですがわかりませんでした。
2センチくらいの大きさで、確かに言われて触ると何か触れるんだけど、他の乳腺と何が違うの???って状態です。
素人が自分で触って気付いてから検査に行くってのは無理ゲーだなって思いました
さて、今回書き留めておこうと思ったのはこのマンモトーム生検が事前にネットで調べてたのとちょっと違う経過を辿ってすごくドキドキしたからです。
まず、マンモトーム生検とは。
マンモグラフィーやMRIでしこりが見つかったからって、なんでもかんでもじゃあ切り取っちゃお☆とはなりません。
良性なのか悪性なのか。
良性だったとしても、そのままでいいのか、今後の変異などのリスクを考えて切除しておくべきなのか。
これを見極める為に、ちょっと組織を切り出して、検査をします。
先生がしてくれた説明をそのまま書くと。
ボールペンくらいの針を刺してね。しこりの部分をえぐり取って、それを検査します😊
……。
…………えぐい。
……しかも痛そう。
歯医者さんの治療で麻酔したことある? ああいう局所麻酔するから、その注射の時が痛いだけだから大丈夫だよ
ただし検査後3日間は安静に過ごしてください。内出血とかを起こす心配もあるから、検査の日は帰りはタクシーで帰って欲しいくらい
……おおごとっぽい。
でも、よくよく聞くと自宅安静は二日。デスクワークなら三日目は出勤してもいいかもねってことだったので、会社は二日だけ休みを取りました。
それにしても、えぐり取るのに局所麻酔ってことは、私の意識がある状態でそんなことするの!?
……。
……ちょっと面白そう。
でも血がダラダラでると気持ち悪くなっちゃうかな。
手術じゃないから、「メス」「はい先生」はないだろうけど、え、どんな感じなんだろ。
またしてもちょっとワクワクモードでしたw
聞いてたのと違ぁぁう!
さて、マンモトーム生検当日。
検査着で、胸をがっつり消毒した後に注射をします。
私は献血に自ら行くくらいだから注射は平気なので、胸に注射って普通することないよなぁなんてのんびり構えてたんですけどね。
頭の横にはエコー検査のモニター画面。
マンモトーム生検の何がすごいって、自分の体の中に針がささってきて、それがうにうにと組織を切り出す画像が見られるんですよ。
エコー画像ですから白黒の単なるシルエット映像ですけどね。
TVの手術シーンで見るような患者にかけられてる布みたいなやつ。
あんなのが上半身にかぶされたんですが、あれ布じゃなくて紙なんですね!知りませんでした!
まあそうだよね、使い捨てだし紙がいいよね、なんて思ってみたり。
じゃあ4ミリほど切って、そこに刺しますからね
局所麻酔は済んでいるので、余裕綽々(うそ、ちょっとドキドキしてたw)で「はあい」と返事をしたんですが。
が。
が。
痛い!
「え、あの、先生、痛いんですけど。麻酔まだ効いてないんじゃ……」
「あ、局所麻酔は表面はきかないんだ」
表面は効かないんだ、だと?
たかが4ミリ。されど4ミリ。
痛かったです😭
切る時と、あと器具? 針? を挿入する時。
まあでもね。ここを乗り切っちゃうと後は本当に何かされてる違和感はあるけれど、痛みはなかったです。
モニターに映る体内に侵入してきた針を見ていたら、あっという間に終わった感じだったし。
ただ、終わって、突っ込んだ針を抜く時にはまた「表面はきかない」を実感する羽目になりましたw
その後は縫わないで圧迫止血。
この時先生と雑談してたんですが、主治医に「タクシーで帰るように言われた」「三日間はがっつり安静と言われた」なんて話をしたら「それは大げさかな」って笑われまして。
公共の交通機関でそこそこの距離なら普通に帰っていいよ。
でも局所麻酔してるから、自転車や車を自分で運転はダメ。
今日の所は家事はしないでね。
とのことで。
止血後は傷口縫合用のステリストリップテープで傷口を塞いで、さらにそれをカバーするようなテープで塞いだあとに、胸から肩にかけて包帯をぐるぐるしました。
手足に包帯巻いたことはあるけど、なんかこうビジュアルが刀傷とかの治療後みたいだなって✨
でもこれは胸の凹凸のせいで包帯はずれまくり、結局夜にはアンダーを支えるにすぎないシロモノになってましたけどね。
ボインなキャラは胸に包帯巻いておけないなって思いましたw
問題はここからです。
まず、マンモトーム生検の案内パンフも、その後の体験談も「痛くなかったです♪」ばかり。
施術した先生も、人によっては頭痛薬とか飲むけど大丈夫だと思うよ。あ、切ってるからバファリンは駄目だよ。血液さらさらにしちゃうから出血しちゃうといけないから。ロキソニンならいいよなんてお気軽なお答えでした。
が。
なんかこう……痛い。
しかも、普段うつぶせ寝の私にはうつ伏せになれないのもツライし、かといって仰向けになって胸肉が流れようとするのもちょっと痛い。
ならばと横向いて寝てもなんか痛い。
痛いんじゃん!
我慢できないほどではないんですよ。
切ってるんだからしゃあないよねって思える範囲。
でも、なんかこうパンフやネットで見たのとは違って平気です☆って感じじゃない。
その上、熱まで出てきました。
平熱が36度なんですが、37度。微熱程度だけども。
なにかあれば病院に電話するように言われていたので、電話しました。
反応熱だと思うので夜間救急に来なくて大丈夫ですよ~、とのことでした。
そかそか。
そういう人もいるんだな、と納得。
痛くてゆっくり寝ることは出来なかったけれど、翌日は有給とってたのでまあいいや、で済ませました。
結局。
痛みはひかないわ、傷口まわりは痣が広がっていくわ、熱は一週間下がらないわ……。
まるっと会社を休みました。
熱は下がらなかったけど、食欲はあったし元気だったんですが、とにかく聞いていたのと違ったので心配だったのと、単純に痛かったので。
途中二回くらい病院にいくべきか電話をしましたが、熱も痛みも痣みたいな見た目も全部普通に起こる範囲のことだそうです。
そういうことも起こるなら教えておいていただきたい!
マンモトーム生検を受けた方の体験談は検索するとたいてい病院の先生が「うちでやってる検査は……」的に紹介してる記事ばかり出てきて、個人のブログもあまりヒットしないんですよね。
それはそれで間違った情報を広げないって意味ではいいことなんだけど、お医者さんが大丈夫って書いてる記事ばかりなのになんでぇぇ?ってなりました。
もちろん、マンモトーム生検によって、内出血から血腫になったり、感染症による熱を出す人もいるので、素人が単純に「あ、これも反応熱だよね」って判断するのは危ないことなんですが、経過として熱出る人もいるよ、痣みたいにビジュアル的にすごいことになってもそれも普通だよ、って情報がなかったのでホント無駄に心配しちゃいました。
ついでに言うと、切り傷を塞ぐためのステリストリップは皮膚が負けて水ぶくれになって、テープをはがすだけで水ぶくれが破れた、なんてこともありました。
あとが痛痒かった……。
ちなみに5日目くらいからは痛くて眠りが浅いってのはやわらいで、一週間でどうにかうつ伏せ寝も出来るようになりました。
ちょっとした動きで、痛っ!ってなることはあったけど。
この頃傷まわりは見事に広く痣になってて、薄紫から徐々に黄色へと変わっていってました。
見た目も小さい傷程度で、痣は薄れたから大丈夫だなって感じになったのはざっと二週間後くらい。
熱さえでなければ4日目か5日目には出勤できたかもしれないけど、満員電車でぎゅうぎゅうは痛くて無理だったと思います。
このあたりは個人差が大きそうだけど、そういう場合もあるので会社の休みが3日じゃ足りないって場合もあり得るんだなと思って頂ければ。
まあ、しこりとか見つからなければマンモトーム生検まではしなくていいことだし、早期発見がいいのは間違いないことだと思うので。
婦人科はハードル高いのもわかりますが、健康診断ではしこりは見つからなかったので、やはりちゃんと婦人科での検診大事だなって思うので、マンモグラフィーやったことないよ~って方は一度検診してみてくださいませ(*´∀`*)ノ
なお、今回見つかったしこりは良性で、切らなくて大丈夫だろうとのことだったので、今後も定期的に検査はしようね、というものでした😊✨
よかったよかった♪