前回の日記では(*旧ブログからうつした記事につき前回の日記はここにはありません;;)刀剣乱舞は読んでるけどまだやってないよ!なんて書いてましたが、そのわずか3日後に結局審神者生活を始めてしまいましたw
ハマるのわかってたから長いこと近づかないようにしてたのに……
でも、とりのこいろの相方、たまさんも始めたしハマるに違いないと思っているので、まいいか(* ̄m ̄)
刀剣乱舞、一応ご存じない方がいるといけないのでwikiから引用しますと。
そして「刀剣男士」、「歴史修正主義者」の双方を良しとしない第三の勢力「検非違使」が介入し、刀剣男士の前に立ちはだかる。
ってな設定のもと、自身が審神者になって刀剣男子を呼び出し(または拾い集め)、レベル上げをしながら戦うっていうゲームです。
現存している、または歴史上実在したと言われる刀剣が登場するので、その刀剣が展示されている博物館には、ファンがたくさん訪れるわけです。
そんなわけで、川越ですよ、川越!
槍の御手杵ゆかりの!!
川越というと、『神様はじめました』も浮かぶんですけどね。
あちらは最終回を迎えてしまいましたが、町中にはまだ名残があります。
そんな川越日帰り旅行。待ち合わせは朝9時半、本川越駅。
結論から言うと、がっつりあちこちまわるなら9時半集合じゃちょい遅かったなと反省。
次に行くなら8時半集合にするかな。
徒歩で回る予定ならJR川越駅より、西武線の本川越駅スタートがオススメです。
その方が歩く距離が短くて済みます。
本川越駅に観光案内所があるので、ここで地図貰ったり、行きたい場所を効率よくまわる経路をアドバイスして貰えますが、観光案内所の窓口が開くのは9時からなのでそこだけご注意を。
蔵造りのお店が建ち並ぶ通りは、お店の開店時間が10時~のところが多いってことで、友達と合流後、まずは喜多院方面に向かいました。
喜多院までは本川越駅からのんびり歩いて20分ほど。
その少し手前には、仙波東照宮もあります。
ここには常駐の宮司さんはいませんが、石段の下のお団子屋さんで御朱印帳に貼るタイプの御朱印を買うことができます♪
ちなみに、ここのお団子、5本で500円と書かれているけど、1本売りしてくれマス。
ちょっと耳が遠いおばあちゃんが焼いてくれるお団子は、お醤油の香りが芳ばしい昔ながらのお団子でした(*´∀`*)
さて、このすぐ隣に喜多院があります。
御朱印やお参りに興味がなくとも、この喜多院の書院には立ち寄るのがオススメ。
江戸城からの移築というだけあって、雰囲気のある建物で、ちょっと本丸っぽいです。
建物内写真撮影禁止とのことだったので、お見せできないのが残念;;;
それに加え、紙本着色職人尽絵という屏風絵のコピーが展示されてまして。
これは桃山時代の京都あたりの職人を描いたものらしいんですが、仏師・傘師・革師・鎧師・経師・糸師・形置(かたおき)師・筆師・扇師・檜門(ひもん)師・研師・弓師・数珠師・鍛冶師・機織師・刀師・矢細工師・蒔絵師・向縢(むかばき)師・番匠(ばんじょう)師・畳師・桶師・縫取師・纐纈(こうけち)師・藁細工師の25種類の職人さんの作業風景図が見られます。
喜多院の売店ではこんなのも売ってましたよw
仙波東照宮~石像の五百羅漢でだいたい1時間超くらい使いましたが、書院だけをさくっと見るなら30分くらいあればいいかも。
さてさて。
この後に見つけたところが今回の想定外にして、一番の収穫!
喜多院を成田山川越別院側の門から出るとすぐに。
川越歴史博物館。
事前にはノーチェック。
せっかく見かけたし、小さいからサクっと見てこうか?なんて立ち寄ったのに、凄かったです、ココ。
HPにはあまり載っていませんが、刀剣もあります。
で、ここで料金を払う時の館長さんの第一声が「本物の火縄銃と刀も触れるよ」と。
刀って言っても観光客に触らせるなら、ちゃんと切れないようになっているんだろうと思いきや。
真剣でてきたΣ(゚▽゚ノ)ノ
抜く・構えるだけでも、真剣ってだけで緊張感が全然違いました。
刀って案外鞘におさめても、隙間というか刀と鞘の間には余裕があるんですね。
少しカタカタいう感じ。
いわゆる「鯉口を切る」という、刀を抜く時に親指で一端押し上げる動作、あの部分でカチっとはまってるんだってことが手応えでよくわかりました。
(ブログで図解していらっしゃる方がいたので、こちらなどわかりやすいかも)
時代劇なんかで、刀を鞘に戻す時に、最後の一押しを溜めるというか留める動作。
あれって魅せる為だけの動作だと思ってたんだけど、ホントに最後にクッと押してはめてるんですね。
……TVでは魅せる要素も大きいだろうけど。
この鯉口を切る動作。
抜くぞ、引いた方がいいんじゃないか?って相手を威嚇する時には。
こんな風に相手にわかるように親指の関節を立てて、クッと鯉口を切ってみせるんだそうですよ。
相手に悟らせないように抜くには、関節立てずにすっと押し上げて一気に抜いちゃう。
抜いた後の斬る動作も教えて頂いてやってみたのですが、それより、むしろ鞘に戻す動作が怖くてですね。
鞘を持つ左手の指の位置を、鞘のギリギリ上の端に合わせて、その左手の上を刀身の背を滑らせてくれば、手から切っ先が落ちるときに自然と鞘の口に切っ先があう。
そうなったら、後はスウっと鞘に入れていく。
書くと簡単そうじゃないですか?
この左手の上を滑らせて、切っ先を鞘に落とす瞬間が怖くて!!!!
ちゃんと見ていてくれるから、切れないような位置に手を置いているんですけどね。
なんとなく右手も左手も逃げようとするから、微妙に不格好に腕が浮いちゃったりして。
でも、そういう緊張感を味わえたのは、本当にもの凄く貴重な経験でした。
貴重と言えば、自在置物ってご存じでしょうか?
江戸時代に入って、戦乱とか遠くなってくると、刀剣などの職人さん達はお仕事がなくなってきたんですね。
そんな頃に、作った細工物です。
国立博物館でも常設だったか企画展だったか忘れましたが、こういうのがいくつも展示されていたのを覚えているのですが、当然硝子ケース越しに眺めるばかり。
でも。
触らせて頂いて、いかに繊細に滑らかに動くのか、うねうねやらせて貰っちゃいました(*゚▽゚*)
凄かったですよ! 生きてるみたいな動き方します!!
当時の技術はあんまり受け継がれていないそうで、同じレベルのものはもう作れないんですって。
他にも。
粋を競った逸品を触らせて貰ったり、展示していない品まで出して頂いたりして、いやもう凄かった!
3フロアあるんですが、それぞれのフロアはそれほど広くないんですよ。
でも大興奮でお話聞いたり、いろいろ説明して頂きながら見ていたら、1階だけで小一時間(笑)
子連れで行っていたのですが、大興奮のオトナを子どもたちは少々ひいた目で見ていましたw
そんな状態だったので、2階3階の甲冑などはかなりざっとしか見られなかったので、また計画して行くつもりです(`・ω・´)
いつでも真剣を触れるとか、硝子ケースからなんでも出してくれるってわけではないとは思うんですが、興味がある人が行って幾つか質問なんかしてみると、もの凄く有意義な時間が過ごせるんじゃないかなと思います。
この後、博物館を後にしてお昼を食べた後に本丸御殿などに向かったのですが、それはまた今度にでも。